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コラム

今こそストリップを観に行こう 進化し続けるパラダイスの魅力を再発見

2017.12.03

  • ストリップ市場は衰退の危機にさらされているのか? 相次ぐ劇場の閉館や人気嬢の引退など、業界の今後を不安視する声が多い。

     

     しかし、実際に劇場に足を運んでみれば、開演数時間前、早朝から行列ができている光景が珍しくない。一部の劇場では土日は開演と同時にほぼ満席になり、立ち見が出るほどの盛況ぶりだ。ステージの合間に行われる踊り子のデジカメ撮影は長蛇の列となり、予定された進行が難しい際は、1回目からダブル(踊り子2人分を同時進行で撮影)、2、3回目はトリプル(3人同時進行で撮影)で時間調整する事態さえ起きている。

     

     踊り子の周年や引退に関わる来場者増のケースもあるが、出場メンバーが厳選されてきたことも、これらの原因の一つとして考えられるだろう。劇場減少により、今までトリを飾っていた看板クラスの踊り子たちが競演する機会も多くなり、観客にとって見応えのある香盤が増えた。競争激化でステージのクオリティーが高まっている側面も無視できない。

     

     今年の1月に閉館した新宿の老舗劇場『TSミュージック』の最終営業日には会場のドアが閉まらないほどファンが駆けつけた。前日の夜から始まった入場待ちの列には地方から来たという若い女性の姿もあった。

     

     一部では、女性客が市場活性化のキーになると期待する声もある。拡散力に長けた彼女たちは、TwitterなどSNSで情報を発信し、広告戦略に出遅れた業界の宣伝力を一気に押し上げるパワーを秘めている。この流れからストリップの新しいスターが生まれる可能性もあるのではないだろうか。


    生演奏とのコラボや
    チームショーが好評
     
    最近では、コミックや映画の感覚を取り入れたチームショーも登場、客層拡大に貢献している。さらに、ストリップと生演奏のコラボやトーク付きイベントなど、趣向を凝らした企画も各地で行われ、一口にストリップと言ってもバラエティーに富んでいて、飽きることがない。
     
     また、来場者が長時間の観賞に耐えられるかどうかは集客力を左右する問題だ。設備面では、老朽化していく建物の内外装をきれいにしたり、大規模なトイレ改装を進めている劇場もある。快適な環境整備への意識改革も少しずつではあるが進んでいる。
     
     そして照明や音楽機材を見直して舞台の魅力を高めていこうという劇場側の想いは、客席にもきっと伝わっていくのではないか。
     
     東京2020オリンピック開催も間近に迫った。昭和に始まったエンターティンメントであるストリップも、新時代へ生き残りをかけた準備が始まっている。
     
     昔はよく劇場に通ったという方には、ぜひ今のストリップの熱気を肌で感じてみてほしい。
     
     そして、まだ行ったことがないのであれば、思い切って足を運んでみてはいかがだろうか。
     
     そこできっと、今まで知らなかったパラダイスに出会えるはずだ。

    最近のストリップの注目点3選
     
    踊り子のレベルが高い
    劇場が減った結果、ルックス、実力、人気それぞれにレベルが高い粒揃いのメンバーが実現。

    ユニークなイベントが多い
    演劇仕立てにしたり、生演奏とのコラボやトークショー形式など、斬新な内容の演目が続々と登場。
     
    迫力ある多人数でのステージ
    テーマ性のある踊りや、コミックや映画的センスを取り入れた限定チームショーが話題沸騰中。